ビゼー&フォーレ ピアノ作品集 [音楽]
ビゼー&フォーレのピアノ作品集。
ピアノは鍵盤の魔術師、ジャン=マルク・ルイサダです。
ビゼーの≪ラインの歌≫は6つの曲から成る小品。
ビゼー自身によって“Lieder sans paroles”(Songs without words)と副題をつけられたその作品は、まさに言葉のない歌です。
どこか懐かしくてやさしいメロディとルイサダのやわらかなタッチ。
聴く度に、あなたの心を酔わせてくれることでしょう。
そして、フォーレのノクターン。
(e-g-g さんのおかげで、お手頃プライスでゲットできました)
フォーレが後年聴覚を失っても生涯に渡って作り続けたノクターン。
翳を帯びた繊細なメロディはドラマというより、もっとパーソナルなもの。
ルイサダは透明な美しいピアノでフォーレの心の裡を見せてくれます。
長く味わいたい作品ですね。
*
輸入盤ではビゼーのノクターンが収録されているのですが、これがまたため息モノ。
7分16秒間の夢幻の世界。
ルイサダの右手の美しさといったら!
ショパンのピアノ協奏曲第1番がまだなら、輸入盤もオススメです。
*
昼間はビゼー、夜はフォーレ。
フランスの音、日本の秋にもけっこう合いますよ。
【魔法にかかる確率100%度】 ★★★
2007-10-15 17:24
nice!(2)
コメント(8)
トラックバック(0)
ポッチさん
最近、ちょっとたて込んでましてね、
なかなか聴く時間もとれず。
今日は、頭の中でフォーレのエレジーがずっと鳴っていました。
で、ビゼーの<ラインの歌>とノクターン、
これはまったく聴いたことがありません。
どんな感じかな?と想像を巡らしても???です。
唯一の手がかりは“昼間はビゼー、夜はフォーレ。”
ということで、ハイ、これはとても気になります。
by e-g-g (2007-10-17 19:15)
こんばんは。
フォーレを聴き始めたのはここ最近なんです。中高生の頃はフランス音楽の魅力がわかりませんでした。フォーレのピアノ曲、ピアノ室内楽曲を聴いて、「あークラシックの趣味を復活して良かった、これを聴かずしてあやうく生きていくところやったなぁ」なんて、大袈裟じゃなく思いました。
フォーレの聴覚のことは初めて知りました。不自由な耳で、あのような独特の音感を磨き上げていったのかと思うと、少し戦慄が走ります。
by ヒロノミン (2007-10-17 21:22)
こんばんは♪
あ、このCDもほし~い♪
そういえばe-g-gさんが以前ご紹介してくださっていましたよね。
ところで、ルイサダがなんと愛知県岡崎に今度いらっしゃるんです!
もう行きたくて、行きたくて...なんですが、月末で忙しい主人をほって、しかも遠路岡崎まで...今『悩める乙女???』のcocoです(笑)
やっぱり生で聴きたいものです!(^^)!
ところで、イツァーク・パールマン氏が急病で来日中止になったんですね。早く良くなられることをお祈りします。今度の来日の際は是非コンサートに行きたいです!彼のヴァイオリンの音色は格別ですもの!
by coco (2007-10-19 00:12)
e-g-g さん、おはようございます。
たて込んでいらっしゃる中、コメントありがとうございます♪
フォーレのエレジーですか。e-g-g さんの脳内ステレオは高性能そうですね。私のはCDの音飛びみたいに行ったり来たりが多くて・・・たまに勝手に作曲までしています(笑)。
ビゼーの≪ラインの歌≫、滅多にお目(お耳)にかかりませんよね。私もこのCDで初めて聴きました。
第一印象は「ピアノの発表会でやったらウケるだろうなぁ」というものでした。甘美なメロディはメンデルスゾーンの≪無言歌≫以上に歌を感じさせます。いや、歌を感じるのは曲のせいじゃなくて演奏者のせいか・・・。
ノクターンは、どうやら未発表の作品のようです。詳しいところは分からないのですが。強いていえば、フォーレよりショパンのそれに近いかもしれません。とても美しい曲なので、これからは録音するピアニストも出てくるかもしれませんね。
私のボキャブラリーが乏しいせいで、曲の魅力が伝えられなくて本当に残念です。機会があったら、ぜひお確かめくださいませ。
by ポッチ (2007-10-19 08:19)
ヒロノミンV さん、おはようございます。
そうですね。フォーレのピアノ曲、ピアノ室内楽曲の良さを知るには時間が必要かもしれませんね。音楽に慣れるためではなく、人生を知るための。
私もフォーレのノクターンが自分の中でこれからどう変化するのか楽しみです。
私もフォーレが聴覚を失っていたことは今回初めて知りました。このアルバムに収録されている中では第12番、第13番が耳が不自由の中で作曲されたようです。そう知って、聴くと迫るものがありますね。
by ポッチ (2007-10-19 09:09)
悩める乙女なcoco さん、おはようございます♪
ルイサダ先生(魔法学校のではありません)、来日されるんですね。ルイサダがピアノを弾く姿、生で見てみたい!です。ホール全体に魔法がかかる様が目に浮かぶよう。
悩むのは乙女の特権。いざとなったら、ご主人には三角おむすびを作って・・・いや、こういうときこそ俵型を・・・なんて(笑)。
パールマン、来日中止ですか!?全国のファンのみなさんもガッカリしているでしょうね。ほんとパールマンの音は美しいですよね。
私も彼の健康を祈りたいと思います。きっと、良くなられるでしょう。だって、coco さんの祈りは乙女の祈りですもの♪
by ポッチ (2007-10-19 09:39)
こんばんは。
さて、先日ルイサダ先生のコンサートに行ってきました!!!
主人にはおにぎりではないけど卵焼きを作ってあげたので許してもらいました(う...われながら主婦としてレベルの低い会話...(~_~;))
名古屋市内在住の私には岡崎はちょっと遠かったけれど、ルイサダ先生、ステキでした♪ただ、岡崎市民会館かなり古い建物で音響は...
でも、夢のような心地で聴いていました♪
繊細で優雅、お洒落な演奏...あ~~~ボキャブラリーが少ない私には表現が...でも、きっとポッチさんならわかってくださるはず。
お隣に座った方が、私がマイスキーの本を読んでいたら声かけてくださって、な~~んと私の家の近くの方でした(#^.^#)
その方はピアノの先生で、1985年のショパンコンクールの際は音大の学生で、ビデオで観たらしいのですが、優勝したブーニンよりも第5位のルイサダの演奏に強く魅かれ、それ以来凄いファンらしいのです。数年前この前教えていただいたCDのメンバーで来日されたこともあったとか。上記CDは彼女の大好きな1枚だそうです。
帰りはCD購入したのでサイン会があり、握手してもらいました。やわらかい手♪そしてとてもフレンドリーな方でしたよ(*^_^*)そして私のCDはますます価値ある1枚になりました♪
好感度★★★★★
彼のコンサートのチラシに「人生は困難の連続だけれど、とても豊かなはず」と書かれており、それも彼のお人柄を感じさせてラブリーでした。
また行きたいですが、のすけの母さまもおっしゃっているように、私もブーニンを敬遠していたのですが、ルイサダの演奏会に行って彼の演奏会も行きたくなりました。
なので「悩めるオバサン(T_T)」は終わりです(^_-)-☆
長々とすみません<m(__)m>
by 悩める乙女???coco(^_^;) (2007-11-01 21:52)
coco さん、こんばんは♪
いやぁ、最近いらっしゃらないから、どうしてるかなぁと思っていたら・・・!
ルイサダ先生のコンサートへ行っていたんですね!羨ましい!!ついでに卵焼きも羨ましい!!
>繊細で優雅、お洒落な演奏...あ~~~ボキャブラリーが少ない私には表現が...でも、きっとポッチさんならわかってくださるはず。
ええ、分かりますとも。いや、私が想像する以上に、実際のピアノは素晴らしかったのでしょうね。あぁ、私も聴いてみたかった!ですゥ。
素敵な出会いもあって良かったですね。しかも、サインに握手!あぁ、いくつ「!」を書けばいいんでしょう。スペシャルなCDになりましたね。
ルイサダが第5位・・・コンクールって何なんだろう?なんて私は素人だから考えてしまうんですが、コンクール後のピアノ人生の方がはるかに長くて重要だということはルイサダの今のピアノが証明してくれているでしょう。
>「人生は困難の連続だけれど、とても豊かなはず」
この言葉、響きました。私も大切にしたいと思います。
今回で悩める乙女はひとまず終了ですね。次はどんな乙女な coco さんを見せてくれるのかな。楽しみにしてまーす♪
by ポッチ (2007-11-02 00:58)