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the ART of the TRIO [音楽]

If I expected love when first we kissed
(初めての口づけで、愛を期待したとしたら)
Blame it on my youth
(それは私の若さのせい)
If only just for you I did exist 
(あなたのためだけに生きたとしたら)
Blame it on my youth
(それは私の若さのせい)

こんな歌詞で始まる<ブレイム・イット・オン・マイ・ユース>。

初々しい恋心を綴ったエドワード・ヘイマンの歌詞がなんとも素敵。

恋したときの気持ちは世界どこでも変わらないようですね。

でも、最後はちょっと切なくて・・・

If I cried a little bit when first I learned the truth
(現実というものを知って、少し涙を流したとしても)
Don't blame it on my heart
(私の恋心を責めないで欲しい)
Blame it on my youth
(すべては私の若さのせいなのだから)

こんな結末も世界共通?

やっかいなのは若さなのか、それとも恋なのか・・・はて。


さて、そんな<ブレイム・イット・オン・マイ・ユース>で幕を開ける、このアルバム。

Art of Trio 1

Art of Trio 1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1999/02/01
  • メディア: CD


ブラッド・メルドーの『アート・オブ・ザ・トリオ vol.1』です。

新世紀のカリスマ、ブラッド・メルドー。

彼の登場は、もはややり尽くされた感もあるピアノ・トリオというフォーマットに新たな可能性を感じさせるものでした。

驚異のテクニックと詩情溢れる繊細なタッチで描く音世界。

このアルバムでも、限りなくロマンティックな<ブレイム・イット・オン・マイ・ユース>を披露しています。

これを聴けば、彼が“鍵盤の詩人”と呼ばれる理由が分かるでしょう。

そのアルバム・タイトルに偽りなし、です。


「恋は人を詩人にさせる」


素敵な詩、書いてみたいものですね。

【秋は詩人の気分度】 ★★★


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コメント 10

coco

こんにちは♪

素敵な詩ですね♪

>「恋は人を詩人にさせる」

本当に。
ずっと前、両親が引っ越すというので私の部屋の物を掃除していて、小学校の頃から書いていた日記を整理していたのですが、中学校から高校、大学、そして大人へと成長していった私の、ノートの空間を埋め尽くす好きな人への思慕がつづられているのを見て苦笑していました。
やっぱり若さのせい?(*^_^*)詩ではないのですが、本当に好きな人がいると他人にはつまらないことをずっと書き綴っている...(笑)
若く純粋で、不器用だった自分がとてもいとおしく思えました♪

If I expected love when first we kissed

Blame it on my youth

というところが特に好きですぅ(*^_^*)
是非聴いてみたいと思いました♪

さて、この曲を聴いてポッチさんの心にも胸がキュンとする方のお顔が浮かんだのでしょうね。

そうそう、このブラッド・メルドーのアルバムのジャケットもお洒落で素敵です!
by coco (2007-10-07 17:26) 

ポッチ

coco さん、こんばんは♪

若く純粋で、不器用だった coco さん、とても素敵!です。
会えるだけで嬉しい。だけど、それだけじゃ足りない・・・片想いの時期って複雑だけど、イイですよねー。でも、やっぱり両想いがイイナ♪
違う時間違う場所で生まれた二人が出会って恋に落ちる・・・もう、それだけで奇蹟ですよね。私は無神論者でしたが、恋に落ちた瞬間に神の存在を確信しました(笑)。

>この曲を聴いてポッチさんの心にも胸がキュンとする方のお顔が浮かんだのでしょうね。

さすが、coco さん!鋭いですねー。思わず、誰の顔が浮かんだか言いそうになっちゃった。アブナイ×2(笑)。

今回はピアノ・トリオ版ですが、歌モノもいいんですよ。そのうち紹介できれば、と思います。
このジャケット、いいですよね。そのジャケットどおりロマンティックな音が詰まっています。

さてと、寝る前にCDセットしてと。おやすみなさーい☆
by ポッチ (2007-10-08 02:09) 

e-g-g

3歳の頃は、え〜記憶にございません。
でも、my youth は確かにあったはず。
ともかく、
>もはややり尽くされた感もあるピアノ・トリオというフォーマットに新たな可能性を感じさせる

こんなのを読んでしまうと、そりゃ無関心でいろ!という方が無理。
タワーレコード渋谷も6階だけでなく下の階も除いてみなくては、、、
by e-g-g (2007-10-08 20:27) 

ポッチ

e-g-g さん、こんばんは。
そう言われれば、私も記憶にあるような、ないような・・・。

ブラッド・メルドー。
あえて分類するとすれば、エヴァンス~キースの延長線上にあるピアニストであることは確かでしょう。しかし、そこに留まってはいないのも確か。

ライヴではテクニカルで難解なところもあるのですが、このアルバムはロマンティックで聴きやすくなっています。といっても、時おり見せる切れ味の鋭さはメルドーならでは。ビートルズの<ブラック・バード>もカヴァーしているのですが、これもなかなかウマイです。

って、長くなりそうなので(笑)、今夜はこの辺で。

タワレコに行ったら、“B”の棚に注目ですね!
by ポッチ (2007-10-09 03:38) 

ポッチ

xml_xsl さん、いらっしゃいませ。
nice! ありがとうございます♪
by ポッチ (2007-10-13 01:52) 

私はビートルズの大ファンなのです。
<ブラック・バード>のカヴァー。是非、聴いてみたいです。
If I cried a little bit when first I learned the truth
Don't blame it on my heart
Blame it on my youth
これは、私の気持ちの代弁かしら。。?なんて(笑)
ブラッド・メルドー。探してみますね。
by (2007-10-14 01:27) 

ポッチ

ecoroco さん♪
私もビートルズ大好きです。兄が聴いていたビートルズが私の初めての洋楽体験かもしれません。その美しいメロディは、アルファベットを言うことくらいしかできなかった私を感動させるに十分なものでした。
そのせいか、リヴァプールというサッカーチームは私の好きなチームの一つなのです・・・って、関係ないか(笑)。
さて、メルドーの<ブラック・バード>、原曲の雰囲気もそのままにうまくアレンジされています。一聴の価値アリ、です。

If I cried a little bit when first I learned the truth

ここの解釈で頭を悩ましていたのですが、どうやら心変わりを言っているようです。

 恋から冷めて、少し泣いたとしても
 変わってしまった心を責めないで。
 それは若さのせいなのだから。

というように。(分かっていたなら、ごめんなさい)

私としては、“learned the truth”を下のように解釈(誤解?)していたので、今回あえて上記の訳は載せずにぼかしてしまいました。

 かなわぬ想いだって分かって、少し泣いたとしても
 私の恋心を責めないでほしい
 それは私の若さのせいなのだから

私の英語脳、まだまだ若い(幼い)ようです。。。でも、この誤解、けっこう気に入っているんだけどなー(笑)。


それはさておき、ecoroco さんの気持ちの代弁?
ってことは、ecoroco さんも私と同じような経験があるようですね・・・フフ。

ブラッド・メルドーのピアノ、ecoroco さんのお耳に届きますよーに☆
by ポッチ (2007-10-15 00:59) 

ポッチ

既に読んでくださっていた皆さまへ
くよくよ・・・いや、よくよく考えたら、歌詞の著作権の問題がありそうなので、歌詞を全部載せるのは止めました。
ある日、玄関を開けたらアメリカから着た黒服の男たちが立ってたりしたら、コワイもん。。。
by ポッチ (2007-10-16 17:24) 

アメリカの黒服をどこかの木の上からスナイパーが標準を合わせ。。
私?なんて(笑)
いえいえ、ポッチを連れて行ったらぶつよ~とか拍子抜けな
発言をしそうです。

恋から冷めて、少し泣いたとしても
変わってしまった心を責めないで。
それは若さのせいなのだから。

私が変わりゆくから、恋が変わっていったのかも。
なんて、ふわっと考えちゃいました。
絵も音楽も言葉も、沢山の解釈があるからとても素敵です。
by (2007-10-22 00:30) 

ポッチ

ecoroco さん、救出ありがとうございます!
水鉄砲と水風船での誰も傷つけないスナイパーぶりお見事でした♪

同じスピードで同じ方向を向いて一緒に変わっていければ・・・でも、そういかないのも仕方ないのかな。。。
私もふわっと考えてしまいました。

なんだかいつもに増してフワフワした午後になりそうです。
(BGMチェンジしなきゃ!)
by ポッチ (2007-10-22 13:16) 

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