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ブラームス 交響曲第3番 [音楽]

ブラームス:交響曲第3番&第4番

ブラームス:交響曲第3番&第4番

  • アーティスト: ハーディング(ダニエル), ドイツ・カンマー・フィルハーモニー・ブレーメン, ブラームス
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD



ブラームスの交響曲第3番。

ブラームスの4つの交響曲にあって、最もコンパクトな作品(演奏時間の点で)ながら、内省的な曲想に美しい旋律というブラームスらしさでは他の3つにも引けを取らない傑作です。

その第3楽章が映画『さよならをもう一度』で使われ、そのロマンティックなメロディが有名になりました。


今回紹介するのは、ダニエル・ハーディング指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの一枚です。

若きカリスマ、ダニエル・ハーディング

恵まれた才能の持ち主は運をも味方につけて、わずか18歳でデビュー。この録音もわずか26歳当時のものです。

そのルックスに似合わず(?)、大胆でエネルギッシュな指揮ぶり。

ドイツ・カンマーフィル・ブレーメンの明るい響きと相俟って、目の前に現れるのはキラキラとした若々しいブラームス。

まるでデフォルメされているかのようなメリハリの効いたブラームスは、古式ゆかしいブラームスに馴染んだ耳には新鮮に響くことでしょう。特に終楽章での迫力あるドライヴ感は爽快のひと言。

ハーディングが額に汗を浮かべながら指揮している姿が目に浮かびますね。


ちなみに、このハーディング、あのイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドFCの熱狂的なファンで、貴重なリフティング姿(!)も披露するほど。

得点の瞬間、ガッツ・ポーズするハーディング・・・けっこう様になりますね(笑)。

【ファイン・ゴール!気分度】 ★★★


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コメント 10

e-g-g

私がハーディングを聴くきっかけになったCDです。
ジャケット写真の顔付きだけで買いました。
結果は、大当たり。ファインゴーーールです。
これは凄い若手が出てきたものだ!
と、日本公演も行きました。
(このときはサントリーホールの最前列中央。
 ハーディングの汗が、ほんとうに飛んできそうな席、
 NHKの中継に、私と奥方の頭が写るというオマケ付き)

ともかく、この3番を聴いて、
それまでの大家的演奏のあれこれを聴き直しました。
でも、
>終楽章での迫力あるドライヴ感
これはハーディングがダントツです。
生きた音楽ですね。

*
このジャケットですが、いま売られているのは、
すでに再発売仕様で、なんとも不甲斐ないデザインになってますね。
*
同じコンビのベートーヴェン序曲集も面白いです。
とにかく、1番と2番も早くレコーディングして欲しいものです。
by e-g-g (2007-09-26 20:49) 

coco

こんばんは♪

先日のヴァイオリン協奏曲も魅力的ですが、この1枚も聴き応えありそうですね!
それにお二人のオススメとはなんとも強力です!!(*^_^*)
それに、それにお名前は聞いたことありますが、お顔を見るのは初めてのハーディング!な~んてイケメンなんでしょ♪しかも若い!
実力もあって、若くてカッコウイイなんて天は...!!(ため息)
来日の際はチェックしなきゃ!(ってすっかりオバサン...)

ポッチさんオススメの『かもめ食堂』も観たいし、本も...宿題一杯です(^_^)v
ゆっくり楽しませて頂きます(^o^)/
by coco (2007-09-27 00:16) 

ポッチ

e-g-g さん、こんばんは。
たしか、ハーディングは e-g-g さんも注目してたなぁと思って、当初【e-g-g さんもオススメ度】にしたんですが、承諾頂いてなかったので変更したんです。もしかして変更しなくても良かったですか?(笑)

>サントリーホールの最前列中央。
 ハーディングの汗が、ほんとうに飛んできそうな席、

う、羨ましい!いつかやるであろうNHKのハーディング特集のときには、e-g-g さん&奥様の頭をチェックさせていただきます♪

ハーディングの第3番、初めて聴いたときは驚きました。小編制のオケであの迫力。ほんと生き生きとしてます。
ブラームスは枯れていなきゃいけない?誰が決めたの?
いつの間にかにすり込まれていたブラームスのイメージをハーディングは気持ちよく覆してくれました。いまでも終楽章を聴くとき、一度で済むことはありません。

*
最近よく見る廉価盤の鹿(?)ジャケットはよく分かりませんね。あれでジャケ買いする方は相当の想像力の持ち主です。
*
ベートーヴェンの序曲集は未聴です。レコード屋さんで気になっているうちに、姿を消してしまいました。やはり、皆さんも気になる存在なのでしょう。今度見つけたときには必ずや・・・

ハーディングの第1番と第2番、レコード会社の人は狙っているでしょうね(笑)。私も興味津々!です。
by ポッチ (2007-09-27 01:22) 

ポッチ

coco さん、こんばんは♪
パールマン&ジュリーニはうっとりブラームスに酔いたいときに、ハーディングはブラームスにパワーをもらいたいときにオススメします。
私のCD評はあまり当てにならないという噂もあるんですが(笑)、今回ばかりは e-g-g さんのお墨付きですので、ゴールが決まったようです。

>イケメン、カッコウイイ、!、(ため息)
もう!ヤキモチ焼きますよォ(笑)。でも、ハーディングは指揮する姿も情熱的でイケてるんで、きっと好きになっちゃいますよ。

映画も本も音楽も時間があるときにゆっくり楽しんでくださいね。宿題の提出期限は特に設けてませんから。

ちなみに、私は夏休みの宿題、ラスト1週間に賭けるタイプでした(今も!?)。
by ポッチ (2007-09-27 01:56) 

e-g-g

仮に「鹿(?)ジャケット」だったら、
買っていなかったでしょうね。
この顔写真CDは2001年に買いました。
クラシック界の事情に疎いワタシには
ハーディングって誰?状態でしたから、
鹿では、なんにも響いてきません。
ジャケット、大切です。
で、あの鹿、たぶんトナカイと思いますよ。
でも、なんでトナカイなんだろ???
謎は深まる、、、
by e-g-g (2007-09-28 19:36) 

ポッチ

e-g-g さん、こんばんは。
たしかに、ジャケットは大切ですよね。coco さんだって、トナカイじゃ、あそこまでテンション上がらなかったはず(笑)。
素敵なジャケットに出会ったときは、素直に自分の勘を信じたくなりますね。去年、発売された<シャルル・ミュンシュの芸術1000>のシリーズは、どれもジャケットが素晴らしくて、眺めているだけで楽しかったです。昔のレコードのジャケットは味わいがあるものが多いですね。

あのトナカイ、日本人には分からない何かがあるのでしょうか(笑)。ひょっとすると、業界的にはトナカイにしても大丈夫なほどハーディングは名前が売れているということなのか・・・謎ですねえ。
by ポッチ (2007-09-29 02:28) 

e-g-g

ポッチさん おはようございます

>日本人には分からない何かがある?
これ、すごく面白くて、かつ深〜いテーマですよね。
記号、象徴、それと言葉、、、
「記号」とか「象徴」だけで、大ブログができますよね。
あっ!とっくにあるかな?
ともかく、またいずれ、この話しの続きをしましょう。
by e-g-g (2007-09-29 10:27) 

ポッチ

e-g-g さん、こんにちは。
文化、宗教、言語・・・背景にはいろいろありそうですね。
専門家にとっては生涯の研究テーマですね。大学の授業みたいなブログができそうです。

となると、あのトナカイは・・・心の片隅に留めておくことにしましょう。

話しの続き、楽しみにしています。
by ポッチ (2007-09-29 13:45) 

ヒロノミンV

 こんばんは。インターネット難民中で、ネットカフェから見ておりまして、ログインなしで失礼します。。。
 この盤、気になっておりましたが、ポッチさんとe-g-gさんのお話を見て近いうちには必ず入手しようと思いました。ドイツ・カンマーフィルは、P.ヤルヴィ指揮のベートーヴェンのCDを集めているところです。ソリスト級の奏者が小編成で演奏すると、これほど貫通力のある音楽が作れるのか、と、衝撃を受けながら聴いています。
by ヒロノミンV (2007-10-02 21:19) 

ポッチ

ヒロノミンV さん、こんばんは。
いらっしゃいませ。難民の受け入れ準備いつでもオッケーです♪
私も先日、P.ヤルヴィのベートーヴェン(第4番、第7番)を聴いたところですが、まさしくこの盤と同じドイツ・カンマーフィルの音でした。大編成のオケの迫力とは違った迫力がありますよね。
ハーディング盤、ワルター盤とは違った魅力があると思いますよ。私はヒロノミンV さんの記事のおかげでワルター盤が気になっています。
by ポッチ (2007-10-03 02:14) 

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