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スキップ [本]

時の無法な足し算の代わりに、どれほど容赦のない引き算が行われたのか。

スキップ

スキップ

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 文庫


高校2年生の真理子は、目が覚めると見知らぬ部屋で寝ていた。そこに帰宅した様子の女子高生に今自分がどこにいるのか尋ねてみる。返ってきた答えは、「ふざけてるの? ―お母さん」

北村薫さんの『スキップ』です。


17 → → → 42

ある日突然、42歳の自分へ“スキップ”してしまった17歳の女子高生の物語。

失われた25年もの歳月。

レコードはCDに。テレビのガチャガチャはピコピコに。
そして、高校生だった女の子は、高校生の娘を持つ母親に ―

ファンタジーでもSFでもない、青春小説。

前向きで清潔な主人公の姿に胸を打たれます。


北村薫さんは元高校教師。
どおりで高校生活が生き生きと描かれているわけですね。


そして、最後に待っているのは・・・

ラストシーン、確かめる価値アリですよ。


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コメント 12

coco

こんばんは♪

わぁ~胸キュンの内容ですね!
本当、今バタバタしていて読みたい本が山積。
本をじっくり読みたいよ~!!
その時!がきたら是非読みたい本にエントリーです(^_^)v

>レコードはCDに。テレビのガチャガチャはピコピコに。

本当にせちがない世の中に…
私はCDは引越しの時とか便利で好きですが、あのレコードの一生懸命まわって音を出してくれている姿を愛しておりました。
特にシャンソンやクラシックなどは、あのジリジリ感がよくって・・・
落ち着いて一つところに住めるようになったらプレイヤーを買いたいと思っているcocoです(*^_^*)
by coco (2007-08-21 20:10) 

ハイタイ!
また読みたい本が増えてしまいました。
高校生の私。今よりやりたい事にまっしぐらだった気がします。
17歳の私が25年後に嘆かぬように今からでも、
もっとピシッとしなくては!
なんて、ちょっと背筋がスクッと伸びる記事です。
by (2007-08-21 21:05) 

e-g-g

ひょっとすると、ほんとに失ってしまった25年か、
と、つい自問したくなるのです。
だって、この25年間に、自分はいったい何をしたのだろう?と思うことしきりですからね。
まぁ、そういう我が身の問題は、ちょっと横に置いて、素直な感覚で読んでみたいですね。
by e-g-g (2007-08-22 01:29) 

komadamu

ある日突然、17歳の自分へ“スキップ”してしまったン十ン歳のぐうたら主婦の物語ってないっすかねぇ・・・komadamuです。
それにしても私の高校生からの25年ってあっという間に過ぎちゃいましたけど、世の中のものがいろいろたくさん変わった時期だったようなきがします・・・なにしろ1人1台(いや2〜3台持ってる人も)電話持ち歩いてるんだから。17歳の頃は彼氏に電話するにも彼の親がでたらどぉしようと、ドキドキしてたのにね(笑)
by komadamu (2007-08-22 09:29) 

ポッチ

■coco さん、こんにちは♪

>特にシャンソンやクラシックなどは、あのジリジリ感がよくって・・・

針を置いたときの音、音が出るまでの間・・・特にシャンソンのレコードって聞くと、ドラマを感じてしまいますね。お伴はワインかな?

この本、ちょっと厚めですけど、読みやすくてあっという間に読めると思うので、バタバタが収まってお時間が取れたときにでも。最後から二つめの文章が素敵で、爽やかな読後感でした。

■ecoroco さん、ハイサイ!
私の場合、高校生の頃は何もかも漠然としたように思います。何も見えてないまま、いつの間にか始まった受験レースに参加して、目の前の景色はいつも誰かの背中でした・・・なんて書くと、まるで寂しい人みたいですね(苦笑)。
17歳の頃の私が今の私を見たら・・・う~ん、もっと頑張らなきゃな、と ecoroco さんのコメントを見て背筋がスクッと伸びたのでした。
by ポッチ (2007-08-22 14:23) 

ポッチ

■eguchi さん、こんにちは。
いえいえ、eguchi さんは確実に実のある年月を重ねていらっしゃる方ですよ。言葉の端々に表れています。それに比べ、私は。。。(比べること自体オカシイですが)
でも、私だってあと25年経ったら・・・無理かなあ(笑)。肉体の成長(老化?)に精神の成長が追いつかないところがなんとも歯がゆいです。

シャボン玉ホリデー、生活の知恵、テレシコワさん・・・主人公は昭和40年代初めの高校生なので、その頃をご存じの方々にはまた違った意味でも楽しめるかもしれません。

■komadamu さん、こんにちは。
あーあー、そのスキップ、私も一緒に連れていってくださ~い!(笑)
たしかに携帯電話の出現は、若者の恋愛スタイルに劇的な変化を生じさせましたよね。
気になるあのコの家に電話をしたら、コワイお父さんが出て「娘は今いませんが(本当はいるのに!)、どういったご関係ですか?」なんて尋問され退散せざるをえなかった・・・なんてこともなく、親の知らぬ間に付き合って、しかももう別れちゃった♪なんて時代ですもんね。
でも、私は告白は絶対メールじゃイヤだなあ・・・あれれ、何の話でしたっけ?(笑)
by ポッチ (2007-08-22 15:07) 

coco

こんばんは♪

>じゃあ、私が天然記念物に指定して保護してさしあげますね

ありがとうございますっ<m(__)m>
でも、この天然記念物、かなりわがままですから大変ですよ~(笑)
頼りにしてます(^_-)-☆

さて、高校生の私を思い出すとき、音楽が凄く好きだったので沢山、沢山思い出の曲が浮かんできます。
私は本当に雑種なので、いろんな曲、アーチストが好きでした。勿論今もです。
そして、高校生の頃の私に思いを馳せるとき、今は亡きZARDの曲が浮かんできます。ポッチさんは聴かれますか?
私は何を隠そう…同世代ともいえるので彼女の詞にとても共感できます。彼女の死は本当に悲しくて…
このHPの曲で、彼女の声と姿の美しさを確認するたび、ますます…
神様はきっと彼女の才能と美しさに嫉妬していたのだと思えてなりません…
良かったら下記アクセスしてみてください<m(__)m>

     http://www.youtube.com/watch?v=6Lmdki5QNjk
by coco (2007-08-23 19:32) 

ポッチ

わがままcoco さん、こんにちは♪

坂井泉水さんのニュースを聞いたときに受けたショックは、私自身驚くものでした。
というのも、私はZARDの音楽、坂井泉水という人をほとんど知らなかったはずだからです。
洋楽一辺倒だった私にとって、ZARDは遠い存在だったし、高校生の頃はポップな音楽は私の中では聴くべき対象ではなかったのです。(あぁ、なんて偏狭な音楽観だったのでしょう!きっと恋をしたこともない、頭でっかちは高校生だったに違いない!笑)

そんな私が坂井泉水さんの訃報を聞いたときに覚えた喪失感。
自ら進んで聴かずとも、彼女の歌がいつもそばに“あった”からなのかもしれません。

PV、見ました。切なかった・・・。
でも、見れて良かったです。ありがとうございました。

ps.今では私もすっかり雑食です。頭もだいぶ小さくなりました♪
by ポッチ (2007-08-24 15:49) 

coco

こんにちは♪

>今では私もすっかり雑食です。頭もだいぶ小さくなりました♪

そうだ、雑食ですよねっ(>_<)
私、雑種って言ってた~あんたは犬かって?(笑)
でも、犬も、のすけの母さまが好きなパンダもだ~~い好き。
最近の恐ろしい事件を知るたび、動物ってなんて無垢で優しいんだろうって思います。あ、来週は水族館でイルカちゃんに会ってこようかな(*^_^*)

最近とても忙しくてめげそうになっていたのですが、いつも泉水さんの『負けないで』が私を励ましてくれていたのです。
彼女の歌はダイレクトに心に響きます。それだけ詞に全く作為が無いんですよね。それにやっぱり日本語だし!!
私も高校生の頃は特に外国の曲ばかり聴いていましたが、友人が色々教えてくれたのでJ-POPも大好きでした。

>あぁ、なんて偏狭な音楽観だったのでしょう!きっと恋をしたこともな
  い、頭でっかちは高校生だったに違いない!笑)

いえいえ、きっとポッチさんは振っては捨て振っては捨て???(笑)
たぁくさん泣かしてきたのでは?
でも今の大切な方はポッチさんに色々教えていただいていて感謝してらっしゃると思いますよ。勿論、私たちも感謝してます♪
これからもよろしくです<m(__)m>

泉水さん以外にも沢山、沢山素敵なJ-POPの音楽ありますよね~
今は小田さんの曲を聴いています♪
by coco (2007-08-27 18:27) 

ポッチ

ワンワンcoco さん、こんにちわん♪
あはは、雑種でも大丈夫ですよ。でも、やっぱり犬っぽいかな(笑)。
私も犬もパンダも好きです。ペンギンもいいなあ。水族館、いいですねー。魚たちのゆったり泳ぐ姿に癒されますよね。

>最近とても忙しくてめげそうになっていたのですが、いつも泉水さんの『負けないで』が私を励ましてくれていたのです。

『負けないで』は本当にストレートな応援歌ですよね。昔は聴いてるこっちが恥ずかしくなるくらいだったんですけど、今では私もまぁるくなって素直に聴けるようになりました。私もブログ復帰する前の忙しい時期に頭の中で無意識にかけてました。coco さんもどうにか乗り切ってくださいね。

>いえいえ、きっとポッチさんは振っては捨て振っては捨て???(笑)
たぁくさん泣かしてきたのでは?

いぇええいえいえ、とんでもないですよォ!笑わせる(笑われる?)ことはあっても泣かせたことはありません(笑)。
それに教えるなんて、とんでもないですよ。私はブログを始めて、知らないことがいかに多いかを知りました。coco さんにだって色々教えてもらうつもりなんで、こちらこそよろしくお願いしますね。

小田和正さんは声がとてもきれいですよね。『言葉にできない』なんて聴くと毎回ウルウルしちゃいます。

イルカちゃんに会ったら、よろしくです。クゥゥ~♪
by ポッチ (2007-08-28 17:32) 

ポッチさん!ハイタイ、クラサイビーンヤー。(こんばんわ)
※丁寧語のこんばんわ?みたいな言葉です。

私も高校生の頃は受験レース参加者です。
ずっと美大予備校に高校1年から通っていました。
高校は大学の受験資格を貰いに、かよっていたような感じです。
大学よりも、高校時代の方が単位数を計算していました。

絵を描きたくなければ大学に行っていなかったと思います。
目の前の景色はいつもレプリカの石膏像でした。
なんて、受験用の油彩を今思えば、恐ろしい速度で
描き上げる日々です。

もしかしたら、今の時点では人生で一番死ぬ気で頑張っていた
時期です。
陸上部でもあった私はスポコン?なのか、いつも
『死ぬ気で挑め、死なないから』
などがスローガンでした。
ちょっと暑苦しく、恥ずかしい青春時代です。
by (2007-08-29 04:06) 

ポッチ

ecoroco さん、ハイサイ!
ecoroco さんは絵を描くんですか。すごーい!です。
私は教科書のパラパラ漫画くらいしか描けないので、羨ましいです。

美大の受験は大変だったでしょう。芸術の分野は数学みたいに答えが一つじゃないから・・・でも、受験である以上、“正解”というものがあるのかも・・・どちらにしても“正解”を掴むのは大変なのでしょうね。

>『死ぬ気で挑め、死なないから』

フフフ。これは名言ですね。私も使わせてもらおうかな。
青春時代は暑苦しく、恥ずかしいくらいがちょうどイイですよね。
一生懸命だったってことですもん。
・・・ということは、一生懸命だったら、まだまだ青春ってことかな。(無理アリ?笑)
by ポッチ (2007-08-29 14:57) 

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