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私と小鳥と鈴と [本]

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。

金子みすゞ童謡集

金子みすゞ童謡集

  • 作者: 金子 みすゞ
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 文庫


『金子みすゞ童謡集』です。

テレビを見てたら、画面に現れた「私と小鳥と鈴と」というタイトル。(『みんなのうた』 NHK教育)

そう、それは金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」に曲をつけたものでした。


26歳という若さで自らの命を絶った、童謡詩人 金子みすゞ。

日常の何気ない出来事に向けられた彼女のやさしい眼差し。

その眼差しは、詩という形になって、私たちにふだん忘れていること、見逃していることがたくさんあるんだよ、と教えてくれます。

彼女の詩に素敵な解説・エッセイの付いたやさしさに満ち満ちた一冊です。


心にぽっかり穴が開いているとき、心がいっぱいいっぱいのとき、
そんなとき、金子みすゞの詩を読むと心が軽くなって、やさしい気持ちになれますよ。



歌を歌っていたのは、新垣勉さん。

あたたかい歌声、あなたの心にも届きますように。


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コメント 4

のすけの母

こんばんは。
心あたたまる本の紹介、ありがとうございます。
ただ、『雪とパイナップル』もまだ読んでいないのです、ごめんなさい。
今、全然系統の違う本に没頭しているので、それから抜けきったら読んでみようと思います。

ちなみに、童謡というと私は何を思い出すかなぁ……
そうだ、「待ちぼうけ」かな。

なんかこのことについて書きたくなってきたので、
以下は自分のほうに書きます。
by のすけの母 (2007-02-01 22:19) 

ポッチ

のすけの母さん、こんばんは。
いえいえ。心の片隅に留めておいてもらえたら、それだけで記事にした甲斐があったというものです。
のすけの母さんが没頭している本とはだいぶ趣を異にしますが(文字数が圧倒的に違う!)、一段落・二段落ついたときにでも♪
では、そろそろ、そちらに伺うとしますかな(笑)。
by ポッチ (2007-02-02 01:24) 

のすけの母

ご無沙汰しております。
ブログをお休みということですが、どこかお悪いのでしょうか。
密かに心配しております。

今日、偶然この詩集を読む機会がありました。
平易な言葉ですが、リズミカルで、すっと心に飛び込んでくる詩ですね。
これを読んですぐポッチさんのことを思い出したのでコメントさせていただきました。
by のすけの母 (2007-04-06 21:40) 

ポッチ

のすけの母さん、こんにちは。
はい、頭が少々・・・(笑えない)。やさしいお言葉、ありがとうございます。大丈夫です。先日寝違えたくらいで(これが、なかなか痛い!)、健康上は特に問題はありません。画面のこちら側が忙しくて、器用でない私は、どうもうまく切り替えられないんで・・・。
金子みすゞの詩、読んでいただけたんですね!そう、平易な言葉なんですけど(だからこそ?)、心に響くんですよね。初めて読んだとき、ちょっとした衝撃でした。こういうのもあるんだなって。

アーノンクール、グランパス、モンブラン・・・私もそういった言葉を目や耳にする度に、のすけの母さんのことよく思い出します♪今日もスタジアムに足を運んでいるのかな。
by ポッチ (2007-04-07 13:10) 

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