泣きながら生きて [テレビ]
私は未だかつて、あんなにも切ない電車の扉が閉まる音を聞いたことがない。
異国の地で13年ぶりの再会を果たす一組の夫婦。
しかし、彼らに与えられた時間は72時間のみ。
束の間の彩りある時間が過ぎ去ったとき、彼にできることは妻を見送るためプラットフォームに立ち尽くすことだけだった。
5年前の夏、8年ぶりに再会した娘を見送ったときのように ―
『泣きながら生きて』(フジ)。
上海から日本へやってきた男性と離れて暮らす家族の日々を追ったドキュメンタリー。
(内容はこちら)
丁さんが娘さんに語った中に、こんな言葉がありました。
困難に負けないで。夢をあきらめないで ―
人は誰でも、歯を食いしばりながら、生きていくんだよ。
その言葉の通り、歯を食いしばって生きてきた丁さん。
皿洗い、建築現場、工場、清掃作業・・・来る日も来る日も働き、深夜に一人で食事をする日々。
お風呂はありません。台所の湯沸し器のお湯をビニールシートに注いでお風呂にするのです。
日本に来てから歯も抜けていきました。
彼を支え続けたもの ―
人はあんなにも強くなれるものなのですね。
冒頭で流れた<ホワット・ア・ワンダフル・ワールド>。
I see trees of green, red roses too,
I see them bloom for me and you,
And I think to myself what a wonderful world
あの続きには、こんな歌詞があるのです。
I hear babies cry,
I watch them grow
They'll learn much more than I'll ever know
And I think to myself what a wonderful world
彼らは私が知るよりも多くのことを学ぶだろう ―
次の世代に託す思い。
それは時代も国境も越えて、変わらないものなのでしょう。
この番組を見て、もうひと踏ん張りしてみようと思いました。
人生は ― 捨てたものじゃない と信じて。
今晩は。ポッチさん
>この番組を見て、もうひと踏ん張りしてみようと思いました。
私もDVDに録画して見ました。もう一度みようと思って削除できずにいます。そして、私もポッチさんと同じように、もうひと踏ん張りしてみようと思いました。私はまだまだ努力が足りないのだと、恥ずかしくすら感じました。
>人生は ― 捨てたものじゃない
本当にそうですよね。すごく同じ思いだったので嬉しくなりました。
今日の朝日新聞に、私と同感の意見と、反論の意見と両方載っていて
反論の意見の方の考え方に悲しくなっていました。
「法を犯しているのに、美談にするな」みたいなね・・・・
丁さんのしている事は確かに違法だけど、あんなに仕事を一生懸命にやって、節約して、丁さんの姿を見ていると、私は本当に頭が下がりました。
最後の場面で奥様が、歯の悪い丁さんの為におかゆを作っていましたよね。素敵なキッチンだったので、中国に帰られてお二人仲良く暮らしているのが、垣間見れて心がポッっとしました。
by (2006-11-09 16:46)
空さん、いらっしゃいませ&コメントありがとうございます。
私も録画組で、繰り返し見ては同じところで泣いてます。初めて見たときはタオルを取りに行きましたが、今ではティッシュで収まるようになりました(笑)。
さて、“はがき通信”ですが、私も読みました。感想は人それぞれあってよいとは思うけれど、「法律違反」という点にこだわっちゃうのは、ちょっと寂しいですよね。なんだか大切なメッセージを受け取れなくなっちゃう気がします。違法であることが感動する気持ちを何ら減殺するものではないとは思うのですが・・・はて。
最後の奥さんの笑顔、素敵でしたね。15年振りに我が家でご飯を食べるときの気持ちって、どんなものなのでしょう。きっと、おかゆ美味しかったんだろーな。あ~、なんだかお腹空いてきちゃった。そろそろ、空さんのところにお邪魔しよっかな♪
by ポッチ (2006-11-10 02:12)
こんにちわポッチさん
私も見ました「泣きながら生きて」
感動しました。
もう一度見たくて録画されてた方を探していたところです。
是非是非DVD譲っていただけないでしょうか
購入させて頂きたいです
by トヨセ (2006-11-18 09:25)
トヨセさん、はじめまして&コメントありがとうございます。
ごめんなさい、録画はDVDじゃなくてビデオなんです。しかも、記事を書き終え一段落ということで、重ね録りしちゃいました。もう一度見たいというお気持ち、よぉく分かります。再放送しないのかな・・・HP、要チェックですね。
by ポッチ (2006-11-19 01:34)